第55回日本映画監督協会新人賞にノミネートされ、国際的に注目が集まる神保慶政監督作品の特集上映『生活の中の映画』を、6月28日(金)より下北沢K2を皮切りに全国順次公開することが決定しました。
今回の特集上映では、初の劇場公開作品から10年の節目となる本年まで制作してきた神保監督の全7作品を、3つのプログラムにわけて一挙上映。ラインナップには別府あゆみ出演の新作ドキュメンタリー『冒険–会いたい人に会いにゆく』 (中編版)や、第37回モスクワ国際映画祭批評家賞受賞したイランのメールダッド・ガファルザーデ監督との共同監督作品『0ライン―赤道の上で』など劇場初公開作品も含まれています。神保監督は、ドキュメンタリーとフィクションを複雑に組み合わせる映画作りを評価され、ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・タレンツ」(2021年)に選出。制作してきた作品は、現代社会の「生活」にとって大事な要素「生き方」「子育て」「人生の旅」「子どもの成長」といったテーマを通底していることから、今回の特集上映では「自分を生きる」「旅を生きる」「子どもを生きる」の3プログラムで構成しました。
なお、今回の特集上映は、映画が持つ「特別さ」を日常生活に還元しようとする試みから企画しました。映画監督が「どのように世界を見ているのか」「どのように洞察・気づきを行動に移しているのか」ということを、作品と同等に丁寧に伝えながら上映を展開。その試みの一環として、上映活動でコラボレーション予定の企業・上映館周りの地域コミュニティを監督が制作した映像を本作のwebサイトにて紹介していきます。
そして現在、神保慶政監督特集上映『生活の中の映画』の全国公開宣伝応援費を募るクラウドファンディングが6月14日(金)までMotionGalleryにて実施中です。
MotionGallery(クラウドファンディングページ)
https://motion-gallery.net/projects/jimbo-films-experience
神保慶政監督 特集上映 『生活の中の映画』プログラム
◯Aプログラム『自分を生きる』“自分らしい豊かな生き方”を見つけるヒントが詰まった作品集『Workcation』 『冒険―会いたい人に会いにゆく』『憧れ』 75min/カラー/ 2ch/ ドラマ&ドキュメンタリー
◯Bプログラム『旅を生きる』"人生の冒険”を通して、新たな視点で世界を見つめる作品集『せんそうはしらない』『0ライン―赤道の上で』96min/カラー/ 2ch/ ドラマ
◯Cプログラム『子どもを生きる』"素朴な疑問と発見”から、新たなエネルギーに出会う作品集
★子どもたちにもおすすめのプログラム
『えんえんと、えんえんと』『僕はもうすぐ十一歳になる。』 93min/カラー/ 2ch/ ドラマ
神保慶政監督プロフィール
東京都出身、2016年より子育てきっかけで福岡市在住。フィクション長編『僕はもうすぐ十一歳になる。』で監督キャリアをスタートさせ、日本映画監督協会2014年度新人監督賞にノミネート。短編『せんそうはしらない』など過去作は世界各地で上映され、韓国・釜山のスタッフ・キャストと制作した短編『憧れ』(2017年)からは国際共同制作を積極的に開始。
ベルリン国際映画祭「ベルリナーレ・タレンツ」、東京フィルメックス・東京都主催「タレンツ・トーキョー」など、映画祭の人材部門に数多く選出。活動はアジアフォーカス福岡国際映画祭プログラマー、福岡市総合図書館映像ホール・シネラ実行委員会ブログラム部会委員、英日字幕翻訳、書評・映画評執筆など文化芸術方面だけではなく、ガス会社・シェアオフィス等への企業参画など、映画を現象に応用・転化させることも「映画」と呼びつつ幅広く活動中。
特集上映情報
スタッフ
監督:神保慶政
コピーライター:イリエナナコ 宣伝美術:鈴木規子
予告編: 堀合豪人(Mogross) 配給・宣伝:夢何生 宣伝協力:矢部紗耶香
Web:https://seikatsu-eiga.studio.site